2016.05.25 09:45|旅|
サラム!

大好きな国モロッコにまた来れました。
生活は厳しいことも多いけど、心が透き通って綺麗な人が沢山いる国。
忘れていた大事な事を思い出させてくれる、そんなパワーがあります。
毎回ありえないような事が本当に起きてしまうそんな不思議な場所。
私が12年前も2年前も導かれるようにカムバックする場所、
それは砂漠のオアシス「ケラーア・メグナ」。
別名ローズの谷。
ダマスクローズの産地というよりも土がローズ色だからという説がありますが真相は知りません。笑


例えばこんなエピソードがある。
2年前にこの街をブラブラしていたら、
怪しい人が話しかけてきた。
「前に会ったことあるね。」
いつもの客引き達の聞き慣れたセリフだ、と最初は思った。
しかしその人はなんと12年前に私と一緒だった人達の名前を言い当てた!
この彼は12年前にここへ来たことのある私を覚えていたのだ!
まるで10年の間、時間が止まっていて急にまた動き出したかのようだった。

2004 若いし髪長い・・
結局2年前はこの記憶力が凄い彼の紹介で知り合ったローカルバンドと意気投合。
ローズフェスティバルのコンサート出演まですることになった。
ローズの蒸留の研修に来ていたのに全く関係のない事をしてしまった私。
でもありえないような事が起きてしまうのだからしょうがない。

2014
そんなことを経て当時のバンドのマネージャーに今年もまたマネージャーをしてもらった。
もうバンドのメンバーではないけど、どさくさ紛れである。
という訳じゃなくて彼は本当に仲良しな友達。
今年は彼の家族総出で大歓迎して頂いた。
なんと我らのマネージャーのファミリーは
ご先祖様代々に受け継いできたダマスクローズが好む豊かな土地を私有していらっしゃるのだ。
それは最近になって知った目から鱗の話。
それを早く言ってよ・・・(*´ω`)
そしてご親族には、どうしても大手の会社の様にローズを大量購入するだけでは気持ちが良くないという私のわがままに、
お付き合い頂いたのです。
はい、わたくし毎朝早起きしてローズを収穫しに行きました。

そして自分の収穫した分のローズ(いつもなら街の蒸留工場に売る予定だったローズ)を買取。
これでやっと自分のできる範囲のフェアなトレードが成り立つと考えました。
つまり私が採れ切れるほどのローズの量で心満たされてきました。
生産量を増やせば利益優先のために見えなくなること、見たくなくなる事が沢山。
欲を張るのは良くない事。まずいい事がありません。←ちなみにこれはモロッコ人のうけおり・・

ダマスクローズがどういう風に育てられているかというと、
写真からもわかるように、実はこれは畑を守るための柵として育てられているのです。
彼らは主に、主食のパンの原料の麦、クスクスの原料のトウモロコシ他野菜果物を育てています。
これは自給率を上げるために欠かせないもので、
昔から変わらず行われてきた耕作。
これが大手の蒸留会社に村ごと買い取られて畑一面ローズになんて事になってしまった村もあります。

これがダデスという川。
アトラス山脈の雪が解けてこの川ができます。
この川があるからこの土地に作物が育つのです。

これが毎日歩いて通った道のり。
アトラス山脈が遥か遠くに見えます。
それにしても街まで遠い・・・
熱いよー、のど乾いたよー。

ね~聞いてる??

一仕事を終えて、
マネージャーのおじさんの奥さんから頂いた朝ご飯。
むむっ、ハーブを育てていらっしゃる!!
モロッコの田舎では自家製オリーブオイルに自家製パン,
緑茶に砂糖の塊をごっそり入れた飲物が支流です。
「砂糖は少なめにお願いします」と言っても無駄なので諦めましょう。
朝ご飯をご馳走になっていると奥さんが私の職業は?と聞いてくるので
ハーブ関係だと言うと、この顔のシミには何か効くものはないかと質問を受けた。
「ええ~!!ちょっと待って、自分の畑にダマスクローズが死ぬほど生えているのに自分ためにまさか使っていないの?!」
そうなんです、地元の女性はダマスクローズの使い方を知らないのです。
私はすぐにインフーズドオイルの作り方を伝授しました。
とっても喜んでくださいました。

ザゴラというオアシスの街にも足を延ばしました。
別に予定していたわけではなく、得意の「流れに流されて」。
次第に、私は農作物のファンだと思われてきたらしく、
ダッツやヘナの生産を見せてくれました。

こちらが皆さんが大好きなヘナですよー。という気持ちで写真撮りました。

マネージャーの妹が結婚式をあげました。
なんと結婚式の日にちは3日前になっても決まらず、結局私の滞在最後の日にぶつかってしまい、
涙、笑い、踊り、料理などなんだかてんやわんやな状態で帰国。
結婚式は大抵3日間行われます。一日目はなんとヘナの日。お祝いしながら手と足をヘナで飾ります。
いつもは台所に寄り付かない古風な男性軍もこの時ばかりは女性のために働いていました。
みんな着飾りしてすっごく綺麗な女性ばかりだったけど、
女性は写真アップNGなので残念ながら結婚式の写真はUPできません。

めっちゃオアシス。。
毎年開かれるローズフェスティバル。
いつもどさくさに紛れていろんな人が出稼ぎにやって来る。
例えば手動観覧車。

それからマネージャー、毎日オレンジを剥いてくれてありがとうございました。

Et merci beaucoup pour eplucher des oranges pour moi tous les jours mon maneger!
マネージャーのご姉妹に「あなたは私たちのシスターと思ってね」と言って頂きました。
心がとっても温かくなりました。
気が付けばフランスに住んで10年、一度も言われたことがありませんでした。
帰りのバスで号泣。

大好きな国モロッコにまた来れました。
生活は厳しいことも多いけど、心が透き通って綺麗な人が沢山いる国。
忘れていた大事な事を思い出させてくれる、そんなパワーがあります。
毎回ありえないような事が本当に起きてしまうそんな不思議な場所。
私が12年前も2年前も導かれるようにカムバックする場所、
それは砂漠のオアシス「ケラーア・メグナ」。
別名ローズの谷。
ダマスクローズの産地というよりも土がローズ色だからという説がありますが真相は知りません。笑


例えばこんなエピソードがある。
2年前にこの街をブラブラしていたら、
怪しい人が話しかけてきた。
「前に会ったことあるね。」
いつもの客引き達の聞き慣れたセリフだ、と最初は思った。
しかしその人はなんと12年前に私と一緒だった人達の名前を言い当てた!
この彼は12年前にここへ来たことのある私を覚えていたのだ!
まるで10年の間、時間が止まっていて急にまた動き出したかのようだった。

2004 若いし髪長い・・
結局2年前はこの記憶力が凄い彼の紹介で知り合ったローカルバンドと意気投合。
ローズフェスティバルのコンサート出演まですることになった。
ローズの蒸留の研修に来ていたのに全く関係のない事をしてしまった私。
でもありえないような事が起きてしまうのだからしょうがない。

2014
そんなことを経て当時のバンドのマネージャーに今年もまたマネージャーをしてもらった。
もうバンドのメンバーではないけど、どさくさ紛れである。
という訳じゃなくて彼は本当に仲良しな友達。
今年は彼の家族総出で大歓迎して頂いた。
なんと我らのマネージャーのファミリーは
ご先祖様代々に受け継いできたダマスクローズが好む豊かな土地を私有していらっしゃるのだ。
それは最近になって知った目から鱗の話。
それを早く言ってよ・・・(*´ω`)
そしてご親族には、どうしても大手の会社の様にローズを大量購入するだけでは気持ちが良くないという私のわがままに、
お付き合い頂いたのです。
はい、わたくし毎朝早起きしてローズを収穫しに行きました。

そして自分の収穫した分のローズ(いつもなら街の蒸留工場に売る予定だったローズ)を買取。
これでやっと自分のできる範囲のフェアなトレードが成り立つと考えました。
つまり私が採れ切れるほどのローズの量で心満たされてきました。
生産量を増やせば利益優先のために見えなくなること、見たくなくなる事が沢山。
欲を張るのは良くない事。まずいい事がありません。←ちなみにこれはモロッコ人のうけおり・・

ダマスクローズがどういう風に育てられているかというと、
写真からもわかるように、実はこれは畑を守るための柵として育てられているのです。
彼らは主に、主食のパンの原料の麦、クスクスの原料のトウモロコシ他野菜果物を育てています。
これは自給率を上げるために欠かせないもので、
昔から変わらず行われてきた耕作。
これが大手の蒸留会社に村ごと買い取られて畑一面ローズになんて事になってしまった村もあります。

これがダデスという川。
アトラス山脈の雪が解けてこの川ができます。
この川があるからこの土地に作物が育つのです。

これが毎日歩いて通った道のり。
アトラス山脈が遥か遠くに見えます。
それにしても街まで遠い・・・
熱いよー、のど乾いたよー。

ね~聞いてる??

一仕事を終えて、
マネージャーのおじさんの奥さんから頂いた朝ご飯。
むむっ、ハーブを育てていらっしゃる!!
モロッコの田舎では自家製オリーブオイルに自家製パン,
緑茶に砂糖の塊をごっそり入れた飲物が支流です。
「砂糖は少なめにお願いします」と言っても無駄なので諦めましょう。
朝ご飯をご馳走になっていると奥さんが私の職業は?と聞いてくるので
ハーブ関係だと言うと、この顔のシミには何か効くものはないかと質問を受けた。
「ええ~!!ちょっと待って、自分の畑にダマスクローズが死ぬほど生えているのに自分ためにまさか使っていないの?!」
そうなんです、地元の女性はダマスクローズの使い方を知らないのです。
私はすぐにインフーズドオイルの作り方を伝授しました。
とっても喜んでくださいました。

ザゴラというオアシスの街にも足を延ばしました。
別に予定していたわけではなく、得意の「流れに流されて」。
次第に、私は農作物のファンだと思われてきたらしく、
ダッツやヘナの生産を見せてくれました。

こちらが皆さんが大好きなヘナですよー。という気持ちで写真撮りました。

マネージャーの妹が結婚式をあげました。
なんと結婚式の日にちは3日前になっても決まらず、結局私の滞在最後の日にぶつかってしまい、
涙、笑い、踊り、料理などなんだかてんやわんやな状態で帰国。
結婚式は大抵3日間行われます。一日目はなんとヘナの日。お祝いしながら手と足をヘナで飾ります。
いつもは台所に寄り付かない古風な男性軍もこの時ばかりは女性のために働いていました。
みんな着飾りしてすっごく綺麗な女性ばかりだったけど、
女性は写真アップNGなので残念ながら結婚式の写真はUPできません。

めっちゃオアシス。。
毎年開かれるローズフェスティバル。
いつもどさくさに紛れていろんな人が出稼ぎにやって来る。
例えば手動観覧車。

それからマネージャー、毎日オレンジを剥いてくれてありがとうございました。

Et merci beaucoup pour eplucher des oranges pour moi tous les jours mon maneger!
マネージャーのご姉妹に「あなたは私たちのシスターと思ってね」と言って頂きました。
心がとっても温かくなりました。
気が付けばフランスに住んで10年、一度も言われたことがありませんでした。
帰りのバスで号泣。
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