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2015.09.22 00:48|農業日誌
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「今年も雑草、大きくなったねー」と優しさと親しみを持ちながら、
暴走族のように草刈機をうおりゃー!ブーン、ブブーン、ブイ―――ンと振り回す私。
でも、おうおう、ちょっと待ったあ!
すっかり夏中忘れていて雑草に埋もれていたタイムが顔をだしました。
(´▽`) ホッ、ぎりぎりセーフっ!

DSC_1250.jpg

去年の秋、挿し木した赤ちゃんタイムが一年で(放置で)こんなに大きく立派になっていました。
フランスのプロのハーブ農家では頻繁に挿し木が行われます。
種を植えたりするよりも、一番効率よく苗を増やす事ができるからです。
私も研修時代はそればっかりやらされたものでした。
おかげでこの作業には変なプロ意識みたいなのがあります。笑
我が家も今、挿し木の季節です。

そこで思い出したのが、
一度聞いたことがある、ある噂。
女性のホルモンが成長を即すので、
女性の方は切った茎を舐めてから植えると良いと言う事。
女性の力って本当に素晴らしい!と
その人の言う事を聞いてベロベロ切手のようにやってみたことだってあります。

本当なのか、真相は闇の中です。
なぜなら何もしなくても簡単にできてしまうからでーす。
ここで、

タイムとローズマリーの増やし方

気温が20度くらいになる初夏か秋が適切です。タイムだと7センチ程、ローズマリーだと10センチ程の若い元気な枝や芽を剪定ばさみで切りとり、手で2から3節分を取り除き直接土に挿すことで根を出させます。3,4日は直射日光を避ける事と、土が乾かないように管理します。その後は、日の当たる場所へ移動し、茎が腐らないように、あまり水を与えすぎないことが大事です。根が出るのに早くて2週間、さらには2、3カ月かかることもあるので、だめかな?と思っても、大丈夫なことがあるのであきらめずに見守ってあげましょう。

DSC_1255.jpg

そのほかにも我が家では、株分け(例:オルガノ)、取り木(植物の枝などをまげて土中に埋め、ネガ生えた後に親木から切り離して繁殖させる方法。例:カモミールローマン)なども行います。



収穫も続きます。

我が家の野菜たち。

DSC_1236.jpg

と、我が家の手作りハーブ乾燥機の中に入れられた、レモングラス、カモミールローマン、オルガノ、カランデュラたち。

DSC_1248.jpg

乾燥機はフランス語で”セショワァー”と言います。
言いにくい。

張り切ってミントの収穫。
この量でもまだ5分の1程度しか収穫できていません。

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なぜなら、このセショワーがいけてなくて、大量のミントとメリッサの乾燥が追いついていない。
来年もっと使える立派なセショワアーを作る予定です!

これは、私がどんなに草刈機で暴走しても、ボーボーな本場フランスのワイルドワールド。

DSC_1258.jpg

写真のタイニーハウス、
実は我が家の庭に去年シェアメイトと共同で建てたものです。
建設費用はなんと8万程。
ほぼ廃材でできていますが、断熱もしっかりして結構年中温かいという優れものです。
出来上がって半年間、ずっと使われていませんでしたが、
ここで、ハーブ加工の作業やワークショップなどをやっていく予定です。
予定です・・・
やりたいことありすぎて大変だ!

ちなみにこちら、
フランス風?ガーデン、バリバリ日本、北海道の実家のお庭です。
両親が二人で自力で作ったようです。
母は植物に詳しいのでお花担当、父は大工に挑戦。
全て綺麗に管理されていて、さすが。

DSC_1127.jpg

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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2015.09.15 03:48|農業日誌
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ただいま。
フランスも収穫の秋です。

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フランスの魔女が住んでいそうな怪しい我が家にようやく帰ってきました。
時差ボケでボケボケしながらも、初日から畑。

(ちなみに旅行ミニ知識として、時差ボケはフランスから日本へ行く時は夜眠れなくて、昼間眠たいという大変な状態になりますが、フランスに来るときは、早寝早起きになるくらいだから速攻遊べますよ!みなさん遊びに来てね。それからバックフラワーのレスキューは時差ボケによく効くのでおすすめ。)

今日は久しぶりにハーブのお話しをしたいと思います。
見てくださいこの生命力!!

フランスも収穫の秋でした5

2か月間ほぼほったらかし状態でしたが、うちは自然農ということもあり、
たくましく雑草の中に肩を並べて私が植えていったハーブや野菜が出迎えてくれました。
これはミントとメリッサ(レモンバーム)が紫蘇と雑草と共存してわさわさしている状態です。
ミントがすっかりお花を咲かせて満開になってますが、
これは実は収穫の時期を見逃してしまったということになるのです。
そこで・・・

フランス式ミントの正確な収穫方法
本来ならばミントの収穫はお花ができる寸前の香りが今にも爆発しそうな時期が適切で、
お天気がよい朝露が乾いた朝11時頃に行うのが一番成分が多いので理想です。
茎の一番下からざっくり切ってブーケにすると乾かしやすいです。
注意することはとにかく温度が高いところでの乾燥は避けること。
早く乾燥するからといって、ついついストーブの近くで早く乾燥させると、
色と香りが落ちてしまいますので気を付けましょう。
そしてメリッサとミントは6月下旬と8月中旬ごろと2回収穫することができます。



こちらはローマンカモミールとカランデュラ(キンセンカ)の収穫。

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この花たちは毎日ひとつひとつ手摘みでしか収穫することができません。
とても手のかかる植物ですが、この子達もまたかなりの万能選手であります。

カランデュラの効能
カランデュリン、サポニンなどの有用成分とカロチノイド、フラボノイドなどの色素がベース。これらは、鎮静作用、抗炎症作用があり、皮膚を再生して傷を癒す力が強い。そのため、痛痒い肌、荒れた肌、日焼け、火傷のあと、炎症や湿疹がある敏感肌を落ち着かせる。静脈瘤、打撲のときにも使われることがある。

カランデュラの伝統的抽出オイルの作り方

DSC06315.jpg


瓶を用意してそこにカランデュラのお花を入れていく。(ポイント:ぎゅうぎゅう詰め込まない)
オーガニックオリーブオイルをお花がしっかり浸るくらいまで入れる。(お花が出ていたら腐る原因に)
太陽を三週間浴びさせて毎日ビンを逆さまにして混ぜる。
フィルターに通して出来上がり。
ちなみに私が作るカランデュラクリームはこの夏日本でたくさんのお友達に大活躍、大好評の大絶賛でした!

ここからは野菜たちの共存シリーズ。

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紫キャベツとかぼちゃ雪化粧の共存。
初めて一緒に育てましたが、かなり上手くいきました。
少々キャベツまで行きつくのが大変ですが・・

今年はかぼちゃもゴロゴロでうっきうき!
フランスも収穫の秋でした7


テンサイととうきびの共存。
フランスも収穫の秋でした6
やっぱりテンサイは小動物に狙われやすいので、食べ時を見計らう。
動物と自分のお腹の駆け引きであります。

コリアンダー、アニスミント、リベッシュ、カシス、フェンネル、ズッキーニ、ノコギリソウ、壊れた温室(笑)の共存。
フランスも収穫の秋でした4

土を起こさない自然農を展開していくために、なるべく隙間をうまく活用していく必要があります。
この反対の単一作物栽培では、農薬や肥料をたくさん必要として自然界のバランスも悪くなるのです。
恐ろしいことに近所の単一作物栽培をしている土地は虫の声が一切聞こえないのです。
うちは蜂もかっているので虫だらけですが、
蜂が生きていけない世界は、つまり受粉ができないため野菜もできないので、人間が生きていけない世界です。
消費者が生産を決めるこの世の中、
消費者ひとりひとりに農業にもっと興味をもってもらいたいなと思う今日この頃でした。
よし頑張るぞ!!

リアン ホームページもできました。
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リアン ネットショップも見てね。
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Author:aromedefrance
こんにちは。フランスに来て10年。アロマセラピストとして講師をしていた傍ら、自分でエッセンシャルオイルを造るため、フランスのハーブ農家さんの元、修行を重ねる。ここでしかないハーブ、アロマ情報をシェアしていきます。英国IFA認定アロマセラピスト、仏国農業省認定ハーブコースサティフィケート取得

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