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我が家のハーブの育て方とレシピ&プロポリスチンキのレシピ

2016.03.23 06:37|農業日誌
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今回は久しぶりに本業のハーブのお話しをしたいと思います。
春がここフランス・ブルターニュにもやってきました。
冬の間私がかなりアクティブに日本でお仕事させて頂いている間に、
なんと(当たり前ですが)のんきに寝ていたハーブちゃんたちが可愛らしく芽を出し始めました!
我が家のハーブの一部を、収穫方法解説&レシピ付きでご紹介しちゃいます!
(写真は今現在の育ち状況なので、小さいくてわかりにくいですが悪しからず。)

ネトル
DSC_2567.jpg
春一番の収穫はやっぱりネトルさんでした!
大葉に似ていますが、同じシソ科です。
ヨーロッパでは雑草扱いですが、日本でいうヨモギみたいな立場で本当に凄いハーブです。
ミネラル、ビタミン、鉄分、クロロフィル、プロテインなどが豊富で、
どんなにお金が無くてもこれを食べてしのいだ時代もありました( ;∀;) 
・・・話がずれました。私の話はどうでもよくて、
でも本当に栄養満点なのでジャガイモとスープにしたり、骨折したお友達にハーブティーにして差し上げたりしてました。
栄養が傾いている方や貧血の方、またアレルギーの方にも良いと言われています。
フランスでは伝統的にリュウマチに効くと言われ
ネトルをお風呂に入れて入るという習慣があると聞いたことがありますが、
ネトルは触るとかなりチクチクするので多分無理でしょうと思うのは私だけでしょうか。。
このハーブは、上から四枚葉くらいまでの新芽をひとつまみで収穫していきますが、
息を止めると痛くないとか、静かに摘まむと痛くないとか、色々言われていますが
初心者には手袋を使う事をお勧めします。

オルガノ
DSC_2536.jpg
これは夏から秋にかけて花のついた先端部分を収穫します。
それから乾燥させて細かくします。
とてもいい香りなので、パラパラ~っとピザやパスタに使っています。
ハーブティーでも使えますがヨーロッパは料理に登場することの方が多いハーブです。
私がギリシャの農家で働いていたときは、
地元の方がサラダ用ドレッシングのオリーブオイルとレモンにオルガノを半端なく投入していました。
お魚料理にも使えます。地中海の味ってやつです。

ローマンカモミール
DSC_2538.jpg
これは新しくできたお花の部分を毎日ひたすら摘み取る、収穫が一番大変なハーブです。
その割にお花が小さく、乾くと本当に大した量にならなくて落ち込みがちですが、
それでもやはりお湯に入れた時はうっとりするほど綺麗です!
抗炎症作用効果を期待したインフーズドオイルも作れます。

その鎮静作用は心身ともに大活躍で、不眠症などにも効くと言われています。
例えば、こちらはお客様にご注文頂いて作った「おやすみミックスハーブティー」DSC_2565.jpg
ラベンダー、ホーソーン、車葉草、ローマンカモミール、メリッサ、カルフォルニア・ポピーを混ぜてみました。

アンジェリカ
DSC_2540.jpg
家は今年が2年目なのでやっとお花ができます。アンジェリカは2年越しでお花を作るちょっとロマンティックなハーブです。お花ができるという事はハーブティー用の種が採れるということです!今から楽しみです!根も掘り起こしてアルコールに漬けてチンキを作ることができます。チンキの効能として、ホルモン分泌の調整作用により、更年期障害、月経前症候群などの婦人病や、冷え性、のぼせ、貧血症などに効果があり、「女性のための朝鮮人参」とも呼ばれる女性の味方だそうです。ただし、女性ホルモンの分泌に影響することから、妊娠時の使用には注意が必要です。

メドウスイート
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メドウはサリチル酸という成分が多く含まれます。鎮痛や解熱用に広く使われているアスピリンは、実はこのサリチル酸が原料でメドウスイートから初めて分離されたのです。鎮痛作用に優れているので、私は風邪のひきはじめなどにハーブティーとして飲んでいます。それからサリチル酸は蒸気に乗って蒸発してしまうので、必ず蓋をして蓋についた水滴をお湯の中に戻すことが肝心です!

セントジョーンズワート
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セントジョーンズワートはうつ病や不安障害などに効くと言われていますが、
その心身ともにトラウマに働きかける作用がとても魅力的なハーブだと思います。
私はオリーブオイルに漬けてインフーズドオイルを作って、(カランデュラと同じレシピです
精油を全部で3%(ラベンダー、ペパーミント、ユーカリレモン、、ローズマリー、パイン、ウインターグリーン)を入れ、
オーガニック原料だけで作った”ナチュラル・タイガーバーム”を作って
慢性的な肩こり、腰痛や足のむくみなどに使っています。
飛行機などの移動に欠かせません。
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(左がセントジョーンズワート右がローマンカモミール)

プロポリスチンキのレシピ
こちら植物ではないですが、ヨーロッパでは自然の抗生物質と言われるプロポリスのアルコールチンキも我が家は手作りです。
多分どこにも載っていないレシピ紹介しちゃいます!
このレシピはフランスのハーブに詳しい薬剤師さんが学校に講師としてやってきて教えてくれた貴重なものです。
(インターネット上で色々な情報がありますが、実はプロポリスは90度のアルコールじゃないとその成分をアルコールに取りきれないのです。それ以下の度数のアルコールは使えませんし、人体に害のないアルコールを選ばなければいけません。
私はフランスでオーガニックワインの絞りカスを何度も何度も蒸留を繰り返して作った特別なアルコールを手に入れることができたので、それを使っています。)
DSC_2522.jpg

1. 冷凍庫に入れたプロポリスをトンカチで砕いて粉々にします。
2. それをアルコール:プロポリス=10:1の割合で混ぜます。
3. 1,2か月間、毎日その瓶を振って浸透させます。
4. フィルターに通して天然水を混ぜ、アルコールを20度まで下げます。
5. ボトル詰して出来上がりです。
風邪をひいたときにとっても効きました!一発で鼻水が止まりビックリしました。
量は一回に20滴お水に割って飲むのを一日2回繰り返します。

沢山の情報で疲れさせてしまった方のために、気分転換として我が家の不思議なものを紹介します。
DSC_2560.jpg
これは五右衛門風呂です。露天風呂に憧れて、景色が良かったのでここに作ってしまいましたが、水道が想像以上に遠い事に後で気が付きあまり使っていません。お客様が来た時くらいです。お客様に「北の国から」体験をして頂けます。星がめちゃめちゃ綺麗ですよ~☆彡

DSC_2511.jpg
こちら、この間拾ってきた昆布を洗濯ものを乾かすところで乾かすの図。ちゃんとダシとしてハサミで刻んで使ってます。

またまた長くなってしまいましたが、また違うハーブの紹介もしていきたいと思います!
最後まで読んで頂いてありがとうございました m(__)m
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Author:aromedefrance
こんにちは。フランスに来て10年。アロマセラピストとして講師をしていた傍ら、自分でエッセンシャルオイルを造るため、フランスのハーブ農家さんの元、修行を重ねる。ここでしかないハーブ、アロマ情報をシェアしていきます。英国IFA認定アロマセラピスト、仏国農業省認定ハーブコースサティフィケート取得

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